- えごま油としそ油は同じもの?
- えごまとしそは同じ植物の仲間なの?
- えごま油とごま油は何が違うの?
- どう使い分ければいい?
えごま油・しそ油・ごま油は、名前がよく似ていて、違いが分かりにくい油です。
お店では「しそ油(えごま油)」と書かれた商品もあり、同じものなのか迷う人も多いと思います。
この記事では、えごま油としそ油・ごま油の違いを、原料の植物・オメガ3の量・使い方で比べました。
数字は、文部科学省の「食品成分データベース」と、楽天市場の商品ページに書かれていることを使っています。
料理教室の講師を務め、食事・睡眠・運動で体を整える暮らしを続けている姫子が、3つの油の違いと使い分けをお伝えします。
目次
えごま油・しそ油・ごま油の違いの早見表
| えごま油 | ごま油 | |
| 原料 | えごま(シソ科)の種 | ごま(ゴマ科)の種 |
| 学名 | Perilla frutescens var. frutescens | Sesamum indicum |
| 100gあたりのオメガ3(n-3系) | 58.3g | 0.3g |
| 100gあたりのオメガ6(n-6系) | 12.3g | 40.9g |
| 加熱 | 向かない(かけて使う) | 炒め物などにも使える |
出典:文部科学省「食品成分データベース」(えごま油・ごま油の脂肪酸成分表、1gあたりの値を100gあたりに直したもの)
「しそ油」として売られている油の多くは、原材料を見ると「食用えごま油」と書かれていて、中身はえごま油です。

えごま油としそ油の違い
えごまとしそは同じ種類の植物の仲間
えごまとしそは、どちらもシソ科の植物です。
文部科学省の食品成分データベースでは、えごま油の原料のえごまの学名は「Perilla frutescens var. frutescens」と書かれています。
しそも同じ「Perilla frutescens」の仲間(変種)とされていて、えごまとしそは、もとは同じ種類の植物です。
見た目もよく似ていて、日本では、えごまはおもに種を、しそはおもに葉を食べるために育てられています。
「しそ油」の中身はえごま油が多い
楽天市場で「しそ油」として売られている商品の原材料を見ると、「食用えごま油」と書かれているものが多くありました。
えごまがシソ科の植物なので、えごま油を「しそ油」「しそ科油」という名前で売っているということです。
一方で、しその種から作った「紫蘇籽油(しそ種子油)」として売られている中国の商品もあります。
気になるときは、商品名ではなく、原材料の欄を確かめるのが確実です。
しそ油には酸化防止剤が入っているものもある
しそ油として売られている商品には、酸化防止剤(ビタミンC・トコフェロール)が入っているものもあります。
無添加のものを選びたいときは、原材料が「えごま」「食用えごま油」だけのものを選びましょう。
えごま油とごま油の違い
原料の植物が違う
えごま油はシソ科のえごまの種、ごま油はゴマ科のごまの種から作る油です。
名前に「ごま」が入っていますが、えごまとごまは別の植物です。
オメガ3の量がまったく違う
文部科学省の食品成分データベースで比べると、100gあたりのオメガ3(n-3系脂肪酸)は、えごま油が58.3g、ごま油が0.3gです。
ごま油に多いのは、オメガ6(n-6系脂肪酸)のリノール酸で、100gあたり40.9gです。
オメガ3をとりたいときに使うのはえごま油で、ごま油では代わりになりません。
加熱できるかが違う
えごま油は熱に弱いので、加熱せずにかけて使います。
ごま油は炒め物やナムル、ドレッシングなど、加熱する料理にも加熱しない料理にも使われています。
カロリーはほぼ同じ
食品成分データベースでは、100gあたりのエネルギーは、えごま油が897kcal、ごま油が890kcalです。
どちらも油なので、カロリーはほとんど変わりません。
えごま油・しそ油・ごま油の使い分け
- オメガ3をとりたいとき:えごま油(しそ油と書かれたえごま油でも)
- 炒め物・香りづけ:ごま油
- サラダ・納豆・お味噌汁にかける:えごま油
- 無添加にこだわる:原材料が「えごま」だけのえごま油
炒め物にはごま油、仕上げにかけるのはえごま油、と使い分けると便利です。
無添加のえごま油
原材料がえごまだけの、国産のえごま油を3つご紹介します。
【鹿北製油】の国産えごま油
国産のえごまだけを小型の圧搾機で搾り、手漉き和紙でろ過しただけの生のえごま油です。
| 商品名 | 【鹿北製油】国産えごま油 |
| 値段 | 2,484円(税込) ※2026年11月現在 |
| 量 | 100g |
| 原料の産地 | 国産 |
【健幸ファーム いづも農縁】の国産 島根 えごま油
島根県産のえごまを、栽培時農薬不使用で育てた生搾りのえごま油です。
光を通しにくい遮光瓶に入っています。
| 商品名 | 【健幸ファーム いづも農縁】国産 島根 えごま油 |
| 値段 | 4,830円(税込) ※2026年11月現在 |
| 量 | 110g |
| 原料の産地 | 島根県 |
【古今東北】の生搾りエゴマ油
岩手県軽米町産のえごまを、熱を加えずに搾った生搾りのえごま油です。
| 商品名 | 【古今東北】生搾りエゴマ油 |
| 値段 | 2,400円(税込) ※2026年11月現在 |
| 量 | 110g |
| 原料の産地 | 岩手県軽米町 |
国産・有機・低温圧搾など、えごま油29品を目的別に比べた記事もあります。
「しそ油」として売られているえごま油
「しそ油」の名前で売られていて、原材料が食用えごま油の商品です。
【スギヤマ薬品】のしそ油(えごま油)
商品名は「しそ油」ですが、原材料は「食用えごま油」と書かれています。
低温圧縮法で抽出した一番しぼりで、酸化防止剤(ビタミンC・トコフェロール)が入っています。
| 商品名 | 【スギヤマ薬品】しそ油(えごま油) |
| 値段 | 1,499円(税込) ※2026年11月現在 |
| 量 | 230g |
| 原産 | 記載なし |
【太田油脂】の健康しそ油
こちらも原材料は「食用えごま油」で、えごまの種を圧搾製法で搾った油です。
酸化防止剤(ビタミンC・トコフェロール)が入っています。
| 商品名 | 【太田油脂】健康しそ油 |
| 値段 | 1,561円(税込) ※2026年11月現在 |
| 量 | 230g |
| 原産 | 中国(最終加工は日本) |
えごま油としそ油・ごま油のよくある質問
Q. しそ油とえごま油は同じですか?
A. 「しそ油」として売られている油の多くは、原材料がえごま油です。
しその種から作った油もあるので、気になるときは原材料の欄を確かめましょう。
Q. えごま油の代わりにごま油を使ってもいいですか?
A. 料理の油としては使えますが、オメガ3をとる目的なら代わりになりません。
ごま油には、オメガ3がほとんど入っていないためです。
Q. えごまとごまは同じ植物ですか?
A. 違う植物です。
えごまはシソ科、ごまはゴマ科の植物です。
Q. しその葉を食べればえごま油と同じですか?
A. 同じではありません。
えごま油は種から搾った油なので、葉とは食べる部分も、とれる量もまったく違います。
えごま油としそ油・ごま油の違いまとめ
えごまとしそは同じ種類の植物の仲間で、「しそ油」として売られている油の多くは、中身がえごま油です。
ごま油は別の植物から作る油で、オメガ3はほとんど入っていません。
- えごまとしそは同じ種類(Perilla frutescens)の仲間
- 「しそ油」の多くは、原材料が食用えごま油
- ごま油はゴマ科のごまから作る別の油
- 100gあたりのオメガ3は、えごま油58.3g・ごま油0.3g
- 炒め物はごま油、仕上げにかけるのはえごま油




