オメガ3脂肪酸の含有量が断トツ多いえごま油。
今とても大人気な油です。
その人気の秘密はえごま油の効果、効能にあります。
今回はえごま油を摂ることで得られる効能と効果についてご紹介します。
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目次
- 1 えごま油とはどんな油?原料は何?
- 2 タレントのざわちんさんも愛用しているえごま油
- 3 えごま油を摂れば様々な健康面での恩恵がある
- 4 オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸の取りすぎが病気や不調を引き起こす
- 5 えごま油はオメガ3脂肪酸不足を補ってくれる
- 6 怖い!オメガ3脂肪酸が足りないとこんな症状に悩まされる
- 7 えごま油にはどんな効果効能が期待できるのか?
- 8 えごま油はアトピー性皮膚炎に効果はある?
- 9 えごま油は乾癬の改善、予防に効果がある?
- 10 えごま油は肌荒れや美肌、乾燥肌には効果があるの?
- 11 えごま油はダイエット効果も期待できる?
- 12 えごま油は動脈硬化の予防、改善にも期待できる?
- 13 えごま油はうつの改善、予防にも効果がある?
- 14 えごま油は糖尿病を予防、改善する効果がある?
- 15 えごま油は慢性関節リウマチの改善や予防に効果がある?
- 16 えごま油は一日にどれぐらい摂れば良いの?
えごま油とはどんな油?原料は何?
えごま油はえごまの種子から搾った油です。
えごまはシソ科の一年草植物。地域によっては「ジュウネン」や「あぶらえ」とも呼ばれ、日本では昔から食べ継がれている植物です。
日本でよく食べられている青じそに良く似ていますが、青じそとえごまは全く別の植物。
またエゴマというとよく胡麻と勘違いされる方も多いですが胡麻とえごまも全く異なる植物です。えごまはシソ科、ゴマはごま科になります。
えごまは主に葉と種子の部分を食用にされていて、えごま油はその種の部分を搾油して作られています。
えごま油は日本では平安時代ごろまでは唯一の植物油として珍重されてきました。食用にしていたのはもちろん、灯油や油紙塗料としても使われていました。
その後中国から菜種が入ってきてからは、えごまに比べて栽培が容易で収穫量が多いことから菜種油が主流となりえごま油は多くの人から忘れられた存在となりました。
エゴマ油が再び脚光を浴び始めたのは約25年ほど前から。現代人が抱える様々な病気や症状にえごま油が効果的だと知られるようになったからです。
今ではテレビや新聞、雑誌などでもえごま油の良さを大々的に取り上げられています。
タレントのざわちんさんも愛用しているえごま油
以前放送されたTV番組「私の何がいけないの」でタレントのざわちんさんがえごま油を愛用していると紹介されました。
ざわちんさんは物まねメイクで人気のタレントさん。
ざわちんさんは職業柄、1日に何度もメイクをしたり落としたり肌を酷使したために肌荒れがひどくなりとても困っていたそうです。
そんなざわちんさん、番組で肌年齢診断をしてみたところ、なんとざわちんさんの肌年齢は36歳だったとか。
ざわちんさんはまだ23歳なので、36歳という結果はとてもショックですよね。
そこでざわちんさんはお医者様に肌荒れのことを相談してみたところオメガ3脂肪酸を多く含む油、えごま油をとるように薦められたとか。
早速ざわちんさんはえごま油を摂りはじめました。
えごま油を摂り始めると徐々に荒れていた肌も改善されていき、なんと36.5歳肌だった肌年齢が26歳肌まで若返ったのだとか!
えごま油を摂るだけで肌年齢が マイナス10歳も若返ったなんてこれは凄いですね!
しかもえごま油を摂り始めてから体重がー5㎏も減るといったダイエット効果もあったのだとか。
これは、えごま油などのオメガ3脂肪酸を多く含む油脂類を摂ることで脂肪酸の摂取バランスが整い、肌荒れ改善、ダイエット効果が得られたことによるものだと考えられています。
えごま油を摂れば様々な健康面での恩恵がある
今、えごま油の良さが見直されています。
なぜなら、現代人が抱える多くの健康面での問題を改善するのに、えごま油に含まれるオメガ 3 脂肪酸である α-リノレン酸を摂取することが重要だとわかってきたからです。
えごま油に多く含まれるα-リノレン酸は体内に入るとDHAとEPAに代謝されます。
DHAとEPAは動脈硬化やガン細胞の抑制、アルツハイマー病やアトピー性皮膚炎など様々な症状の改善、予防に効果があると認められています。
オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸の取りすぎが病気や不調を引き起こす
現代人の食生活において油脂類の取り方はとてもバランスが崩れていると言われています。
その原因とされているのがこのような食習慣。
- 揚げ物が大好き。トンカツ、天ぷら、唐揚げ、コロッケ等の揚げ物を好んでよく食べる。
- 手軽なファーストフードや、 インスタントラーメン 、スナック菓子などをよく食べる
- サラダにはサラダ油を使ったドレッシングやマヨネーズをかけて食べることが多い
- コンビニのお弁当、お惣菜、菓子パンをよく食べる。
- 外食をすることが多い。
- 普段からキャノーラ油、大豆油、いわゆるサラダ油、など、遮光されていない容器に入っている油を使っている。
- 普段の食事では肉料理が中心で魚をあまり食べない。
- スーパーのお惣菜や冷凍食品をよく食べる。
実は私たちが普段口にしている多くの食べ物は「オメガ6脂肪酸」や「オメガ 9 脂肪酸」を多く含む油脂類で調理されたものばかり。
私たちの食生活において、菜種油、ゴマ油、オリーブ油、大豆油、ココナッツオイルなど様々な食用油がありますよね。食用の油は大きく分けて3つの脂肪酸に分類することができます。
- 【オメガ9脂肪酸が多いオメガ9系のグルプ・なたね油(ハイオレックタイプ)・オリーブオイル・べに花油(ハイオレックタイプ)・ピーナッツオイル・アボガドオイル・アルガンオイル・カメリアオイル・米ぬか油
- 【オメガ3脂肪酸が多いオメガ3系のグループ】・亜麻仁オイル(フラックスオイル)・えごま油(しそオイル)・インカインチオイル(サチャインチオイル)
- 【オメガ6脂肪酸が多いオメガ6系のグループ】・サラダ油・大豆油・コーン油・キャノーラ油・グレープシードオイル・綿実油・ひまわり油
この中で、私たちの生活でよく使われているのが、オメガ6脂肪酸の油。
例えば、ファミレスやコンビニ、スーパーなどに並ぶお総菜コーナーのフライ類、マヨネーズ&ドレッシング、マーガリン、フライドポテト、揚げたスナック菓子、チョコレート、ケーキ、カレー、パンにはオメガ6脂肪酸の油が使われています。
他にも、普段家庭で炒め物や揚げ物で良くつかわれている油はサラダ油やキャノーラ油がほとんどだと思いますがこれらもオメガ6脂肪酸の油類です。
オメガ3脂肪酸に足りていないにも関わらず普段私たちが口にしている食品のほとんどにオメガ6脂肪酸、オメガ 9 脂肪酸が主体の油脂類が使われているんですね。
そして特にオメガ6脂肪酸が過剰に摂取されていて、そのことが私たちの健康を脅かす原因となり今問題になっているのです。
ただ間違えないで欲しいのは、オメガ6脂肪酸が一方的に悪いというわけではなくオメガ6脂肪酸もオメガ3脂肪酸と同様、私たちが健康に生きていくためには必要不可欠な脂肪酸であること。
重要なのはその脂肪酸の摂取量のバランスです。
私たちにとって理想的なのは、オメガ 3 脂肪酸が1のオメガ 6 脂肪酸が4というもの。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取バランスは、「オメガ3脂肪酸」1 : 1「オメガ脂肪酸6」~「オメガ3脂肪酸」 1 : 4 「オメガ脂肪酸6」が理想的なんです。
しかし今の食品のほとんどには、オメガ6系の油が使われてるため、現代人の多くが、オメガ3とオメガ6の摂取バランスが狂っていて、「10 :1から14 : 1 」というオメガ6脂肪酸の大幅な偏り摂取となっているのです。
そのため圧倒的にオメガ3脂肪酸が足りていません。
えごま油はオメガ3脂肪酸不足を補ってくれる
現代の私たちが圧倒的に足りないといわれているのがオメガ3脂肪酸である「α-リノレン酸」です。
病気をしないで、肌はツヤツヤ、たるみなど気にせず、スリムな体型でいつまでも若々しく生きていきたい。
健康に生きていくためには、オメガ 6 系の油、オメガ 9 系の油の摂取量を極力減らし、オメガ 3 系の油の α-リノレン酸 を意識して摂ることがとても大切なんです。
そこで活躍するのが、オメガ3がたっぷりの えごま油。
では、オメガ3脂肪酸の摂取が少ないと私たちの身体にどんなことが起きるのか説明していきます。
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怖い!オメガ3脂肪酸が足りないとこんな症状に悩まされる
オメガ3脂肪酸の摂取が足りないとこんな数々のな症状が出てきます。 あなたはこんな症状に悩まされていませんか?
- 最近何もやる気がおきず暗く落ち込み気味。(うつ病・うつ状態)
- 何らかのアレルギーを持っていて年々それがひどくなっている
- ニキビや肌荒れ、肌トラブルがある
- 子どもが落ち着きがなく学習障害も気になる
- 物忘れが多くなっている
- 太っていてメタボな体型になり、中性脂肪が心配
- ちょっとしたことでイライラする
- 血圧が高い
脂肪酸の摂取バランスが崩れるだけでこれだけの不調が出てきます。
オメガ6脂肪酸はもともと 炎症を促進させる 効果があります。
炎症ときくと、オメガ6はとても悪者に聞こえますが、決してそんなことはありません。
炎症反応とは体が本来持っている大切な防衛本能、体の不調を私たちに教えてくれる大切なシグナルです。
もし私たち人間の体から炎症反応がなくなってしまったら、たちまち気付かない間にウイルスや様々な外敵から攻撃され気付いたら手遅れなどということになるでしょう。
ですからオメガ6脂肪酸はとても大切な役割を担っています。
反対にオメガ3脂肪酸は 炎症の暴走を抑える 効果があります。オメガ3脂肪酸には炎症を抑える効果があります。
オメガ6の炎症作用は暴走が始まると血管などを傷つけたり、小さい炎症にばかり気をとられ大きな炎症を見過ごすといったトラブルを起こす恐れがあります。
そこで活躍するのが オメガ3の炎症を抑制 する効果。
炎症性サイトカインの暴走を抑え炎症作用の正常な働きをサポートする働きがあるのです。
ここまで読んできておわかりでしょうか。
オメガ3とオメガ6は まったく正反対の作用を持ちながら互いに干渉しあい、その作用で私たち人間の体の正常な働きをサポートしているのです。
だからこそ、 脂肪酸の摂取バランスがとても重要なのです。
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えごま油にはどんな効果効能が期待できるのか?
オメガ3脂肪酸を普段から意識して摂るようにすると、脂肪酸の摂取バランスが整いこんな効果が期待出来るといわれています。
- うつ病症状の改善、予防
- 自立神経失調症の改善、予防
- アルツハイマー型認知症の予防、改善
- アレルギー体質の改善、予防
- 子どもの学習傷害やADHDの予防や改善
- ガン細胞の増殖を押さえる効果
- メタボリック症候群の改善、予防
- 肌荒れ、ニキビ、乾燥肌の改善、予防
- ダイエット効果
- 慢性関節リウマチの改善、予防
- 変形性膝関節症
- 糖尿病の予防と合併症の予防
- 動脈硬化の予防、改善
- 高血圧症の予防、改善
- 心筋梗塞、狭心症の改善、予防
- 潰瘍性大腸炎の予防、改善
- 気管支喘息の改善、予防
- 乾癬の改善、予防
えごま油はアトピー性皮膚炎に効果はある?
エゴマ油はアトピー性皮膚炎などの肌トラブルにも効果があると言われています。
それはえごま油にはα-リノレン酸が多く含まれていることによるものです。
α-リノレン酸は体内に取り入れられるとEPAやDHAに代謝されアレルギー症状を緩和する作用を発揮するからです。
EPAはアトピー性皮膚炎のかゆみや発疹の改善に効果があると言われています。それは体内にある過剰なアラキドン酸を仰制し、アレルギーの発症を抑えます。
DHAには体質を改善させてアレルギー反応を防ぐ免疫調整作用があります。EPAと同じく体内に過剰にあるアラキドン酸の作用を抑える作用があります。
そのことからα-リノレン酸を多く含むえごま油はアトピー性皮膚炎の改善や予防に効果があるといわれているのです。
えごま油は乾癬の改善、予防に効果がある?
エゴマ油に多く含まれるα-リノレン酸は体内に取り入れられるとDHA、EPAに代謝されます。
EPAは毛細血管の血行をよくする作用があり、それによって乾癬の症状を改善する効果あると言われています。
α-リノレン酸から代謝されえたDHAは体内での脂肪酸の合成を抑え炎症を抑える作用があります。実際に乾癬の治療効果も認められています。
そのことから、α-リノレン酸を多く含むえごま油には乾癬による症状の改善や予防効果があると言われています。
えごま油は肌荒れや美肌、乾燥肌には効果があるの?
肌あれや、乾燥肌の原因として、皮膚のターンオーバーの乱れがあげられます。
肌のターンオーバーのサイクルは加齢や、紫外線などによって遅くなっていきます。
エゴマ油に含まれるαーリノレン酸は体内でDHA、EPAに代謝されますが、DHA、EPAは体内の血流を良くする効果が認められています。
全身の血流が良くなれば、当然肌のターンオーバーも促進され、新しい肌への生まれ変わりのスピードが速くなります。
また、血流が良くなることで基礎代謝も上がり、からだの老廃物も排出されやすくなりますので、肌荒れや、ニキビなどが改善され美肌へと導いてくれます。
また、血液の流れが良くなることで、栄養素が全身のすみずみまで届くようになります。当然美容成分も届くべきところに行きわたるようになるわけです。
その他にも美肌に有効とされる油に溶けやすいビタミン類はえごま油を一緒に取ることで体内に吸収されやすく効果を発揮しやすくなります。
例えば脂溶性ビタミンCはコラーゲンを作り、肌に弾力や、ハリを与えます。
メラニンの沈着を抑えるのでシミやそばかすも防いだり肌が黒くなるのを防ぎます。
この脂溶性ビタミンCも油に溶ける性質なのでえごま油などの脂質類を一緒にとると効果が発揮されます。
他にも皮膚の老化や日焼けを防止すると言われるビタミンEは、えごま油などの脂質と共に摂取するとより効果を発揮します。
ビタミンEの効果が十分に発揮されることで、脳下垂体や副腎皮質ホルモンの分泌を促し皮膚の代謝を促進します。
毛細血管が広がり血行が良くなることでシミや小じわといった皮膚の老化も防いでくれます。日焼け防止効果も認められています。
肌の乾燥やニキビを予防、改善すると言われるビタミンAも、ビタミンAが油に溶ける作用を持つことから、えごま油などの脂質と共に摂取することで効果を発揮します。
α‐リノレン酸を多く含むえごま油は、美肌作りにも有効な成分を多く含むため美容家などの間でも愛用している人が多い油なのです。
えごま油はダイエット効果も期待できる?
えごま油に含まれるα‐リノレン酸は体内に入るとオメガ3脂肪酸であるDHA、EPAに代謝されます。
DHAには基礎代謝をあげる効果があります。基礎代謝が活発になれば脂肪も燃焼しやすくなりダイエット効果が期待が出来ます。
また、えごま油には「ロズマリン酸」というポリフェノールも含まれています。
ロズマリン酸はハーブの一種であるローズマリーから発見されたポリフェノールで、主にシソ科の植物に多く含まれています。実はこのロズマリン酸にはダイエット効果があることが認められています。
これはロズマリン酸を摂ることで、体内の糖分の吸収を減らし、血糖値の急激な上昇を抑え、中性脂肪を減らすからです。
他にもえごま油に多く含まれるα‐リノレン酸には脂肪を分解する働きもあります。
これは細胞の中に存在する「ペルオキシソーム」いう脂肪を燃焼する器官に、α‐リノレン酸が働きかけることによるものです。
えごま油は動脈硬化の予防、改善にも期待できる?
えごま油にはα‐リノレン酸が多く含まれていますが、そのα-リノレン酸は体内でDHA、EPAに代謝されます。
代謝されたEPAには血栓を防ぎ、血管を流れる血液の流れをスムーズにする効果があると言われています。
血小板の凝集を抑えて血液をサラサラにさせたり、血栓を溶かす作用も立証されています。
また血管を拡張する作用も認められています。他にも血液中の中性脂肪を減らしたりオメガ3脂肪酸には血管をツルツルにして血液をサラサラにする効果があります。
EPAが血栓を防いだり血液の流れをよくする作用については、日本の漁村やイヌイットなどの調査でも明らかにされています。
またえごま油に多く含まれているα‐リノレン酸は体内に入るとDHA(ドコサヘキサン酸)に代謝されますが、DHAにも動脈硬化を改善したり予防する効果があります。
DHAは動脈硬化を引き起こす問題のひとつである「コレストロール」と「脂肪が血管の壁に沈着する」のを防ぐといわれています。
DHAはコレステロールを作らせないようにしたり、脂肪が血管壁に沈着するのを防ぐ働きがあります。
その結果血管が綺麗になりしなやかになるため血管の伸び縮みもスムーズになります。
えごま油に含まれるα‐リノレン酸がDHA、EPAに代謝されこれらの働きをすることにより、動脈硬化の予防、改善の期ができるというわけです。
えごま油はうつの改善、予防にも効果がある?
えごま油に多く含まれるα‐リノレン酸は体内でDHAに代謝されます。
うつ病は脳の病気と考えられているため脳細胞を活性化する効果があるDHAをとることでうつ病の改善や予防が期待出来ます。
DHAはもともと脳の神経細胞に含まれている成分で、脳の発達や機能を維持するための重要な成分。オメガ3脂肪酸のうち脳に入り込めるのはDHAのみです。
そのため食品などからDHAを十分な量を摂取することで脳細胞が活発化、知識欲も向上します。
なんとなく頭が重い。わけもなくイライラする、疲労感が取れない、疲れているのに眠れない、なんとなく体調が悪いなどといった、うつ症状の軽減、改善などに効果が認められています。
また最近ではうつ病の原因として肥満や、メタボリック症候群などとも関連があると言われています。
DHA、EPAには高脂血症を改善、予防する効果も認められているためえごま油はうつ病に効果が期待できるでしょう。
えごま油は糖尿病を予防、改善する効果がある?
えごま油は糖尿病そのものを治したりする効果はありません。
ただ、糖尿病になるのを防いだり、糖尿病による合併症を防ぐ効果が期待出来ます。
エゴマ油にはα‐リノレン酸が多く含まれますが、α‐リノレン酸は体内に入るとEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサンエン酸)に代謝されます。
EPAとDHAはそれぞれ違った炎症抑制物質を作り、膵臓の炎症を抑えます。その結果糖尿病の発症を予防することが出来るのです。
糖尿病では体の様々な部位で血行障害が起きてきます。そのことが原因で、視力低下や失明、腎臓病である腎不全、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの心臓病を併発することが多くなります。
EPAは体内の血栓を溶かし、血管を広げ血液の流れを良くし血行を改善、血液中の総コレストロールを低下させ、中性脂肪を減らす作用があるので糖尿病による合併症を防ぐのです。
えごま油は慢性関節リウマチの改善や予防に効果がある?
えごま油は慢性関節リウマチによる炎症を抑えたりや予防する効果があることが認められています。
そのメカニズムは、えごま油に多く含まれるα-リノレン酸が摂取すると体内でEPAに代謝され、さらにプロスタグランジンを作り出すことによります。
プラスタグランジンにはいくつか種類がありますが、えごま油から摂取したα-リノレン酸からは、炎症を沈めるプラスタグランジンに変化することがわかっています。
このプロスタグランチンはホルモンの様な物質で体の生体機能の調節に働いています。
また、えごま油に多く含まれるα‐リノレン酸は体内でDHAに代謝されますが、DHAはロイコトリエンを抑制しリウマチの炎症を抑える効果があると言われています。
えごま油は一日にどれぐらい摂れば良いの?
えごま油の一日の摂取量は女性も男性もおおよそ小さじ1杯です。
α‐リノレン酸の厚労省で決められている推奨量は男性が2.3g、女性が2.1g。
エゴマ油に含まれるα‐リノレン酸は約50%ですので、約4グラムになります。
ただし、健康に良いえごま油でも質の良いものを選んでください。
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質の悪いものを摂るとかえって健康を損ない逆効果になる恐れがあるので注意が必要です。