- 祝い箸とは何か、形や呼び名の意味を知りたい
- 祝い箸の向きと置き方を知りたい
- 祝い箸の箸袋の書き方と作り方を知りたい
- 祝い箸はいつまで使うのか、使い終わった後の捨て方を知りたい
祝い箸は、お正月の膳に使う白木の箸で、両端が細く、中ほどが太くなっている形が特徴です。
片方を年神様、もう片方を人が使うといわれていて、置くときは箸先を左に向けて横に置くのが一般的とされています。
使うのは松の内の間といわれていますが、地域や家庭で違い、使い終わった後はどんど焼きで焼くのが習わしといわれています。
筆者は毎年おせちを手作りしてきて、今は手作りしながら通販のおせちも取り寄せています。
この記事では、祝い箸の意味と形、向きと置き方、箸袋に名前を書く習わしと箸袋の作り方、使う期間、使い終わった後の捨て方をまとめました。
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目次
祝い箸とは|意味と向き・置き方、捨て方の結論
祝い箸の基本
- とは:お正月の膳に使う白木の箸。柳などで作り、両端が細く中ほどが太い
- 意味:片方を年神様、もう片方を人が使い、神様と一緒にいただくといわれる
- 向き・置き方:箸先を左、持ち手を右にして横に置くのが一般的とされる
- 箸袋:大晦日に家族それぞれの名前を書き、神棚に供えておくのが習わしといわれる
- 使う期間:松の内の間といわれる。三が日だけ、15日までなど地域・家庭で違う
- 捨て方:どんど焼きで焼くのが習わし。難しいときは塩で清め、白い紙に包んで燃えるごみに出す方法もある
祝い箸の決まりごとは、住んでいる地域や家の習わしによって違うことも多いので、迷ったときは家の習わしに合わせると安心だと思います。
祝い箸とは|お正月の膳に使う白木の箸
祝い箸は、祝いごと、特にお正月の膳に使う白木の箸です。
辞典では、正月に家の内外の神々に供え、人も使う箸と説明されていて、白膠木(ぬるで)や柳などで作り、多くは太く長いものとされています。
柳などの白木で作り、両端が細くなっているのが祝い箸の形です。
「祝い箸」と「祝箸」は書き方が違うだけで、同じものを指します。
祝い箸のいろいろな呼び名
祝い箸には、形や素材、使い方からついた呼び名がいくつもあります。
| 太箸(ふとばし) | 折れることを嫌って、丸く太く作ることからついた呼び名です |
| 柳箸(やなぎばし) | 柳の木で作った祝い膳用の太い箸のことです |
| 雑煮箸(ぞうにばし) | 祝い箸の別の呼び名です |
| はらみ箸 | 中央が太く、両端が細くなっている箸のことで、お正月の祝いの膳に使います |
| 俵箸(たわらばし) | 中ほどがふくらんだ形を、米俵に見立てた呼び名といわれています |
| 両口箸(りょうくちばし) | 両方の先が細くなった形の箸のことで、祝い箸の商品名にも使われています |
祝い箸の素材|柳が使われる理由
祝い箸は、白膠木や柳などの白木で作られます。
柳の木で作った箸は、折れにくく縁起がよいとされています。
祝い箸を丸く太く作るのも、折れることを嫌うためといわれています。
今は柳のほかに、ヒノキやアスペンなどの木で作った祝い箸も売られていて、下で紹介している楽天の祝い箸も、商品によって木の種類が違います。
祝い箸の長さ|八寸(約24cm)
祝い箸の長さは、末広がりの「八」にちなんだ八寸(約24cm)で縁起がよいといわれています。
ふだん使う箸よりも長く、太めに作られているものが多いです。
楽天で売られている祝い箸にも、全長24cmと書かれた商品があります。
祝い箸の意味|両端が細く中ほどが太い形に込められた願い
祝い箸の形には、それぞれ意味があるといわれています。
| 両端が細い | 片方を年神様、もう片方を人が使い、年神様と一緒に食事をするという意味があるといわれています |
| 中ほどが太い(俵箸) | 米俵に見立てて、五穀豊穣の願いが込められているといわれています |
| 中ほどが太い(はらみ箸) | 「はらみ箸」の呼び名から、子孫繁栄の願いが込められているといわれています |
| 柳の木 | 折れにくく、縁起がよいとされています |
| 八寸の長さ | 末広がりの「八」で、縁起がよいといわれています |
両端が細いのは年神様と一緒にいただくため
祝い箸の両方の先が細くなっているのは、片方を年神様、もう片方を人が使うためといわれています。
このように年神様と一緒に食事をすることを、「神人共食(しんじんきょうしょく)」というといわれています。
辞典でも、祝い箸は家の神々に供え、人も使う箸と説明されています。
片方は年神様が使う側とされているので、箸をひっくり返して、反対側を取り箸に使うことはしないものとされています。
中ほどが太いのは五穀豊穣と子孫繁栄の願い
祝い箸の中ほどが太くなっている形は、米俵に見立てた「俵箸」と呼ばれ、五穀豊穣の願いが込められているといわれています。
同じ形は「はらみ箸」とも呼ばれ、子孫繁栄の願いが込められているといわれています。
お正月に、中ほどが太くなった箸でお雑煮や小豆粥をいただく所もあるといわれています。

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祝い箸の向きと置き方|箸先を左にして横に置く
祝い箸は、箸先(口に入れる側)を自分から見て左に、持ち手を右にして、横向きに置くのが一般的とされています。
ふだんの箸と同じように、持ち手が右側にくる置き方です。
祝い箸の向きは、地域や家庭によって違うこともあります。
箸置きを使うときの置き方
箸置きは、食卓に箸を置くときに箸先をのせるものです。
箸置きを使うときは、祝い箸の3分の1ほどを箸置きにのせるという置き方があります。
祝い箸の使い方で気をつけること
祝い箸を使うときは、次のようなことがいわれています。
祝い箸の使い方
- 片方は年神様が使う側とされるので、使うのは片側だけ
- ひっくり返して、反対側を取り箸にしない
- 箸袋に書かれた、自分の名前の箸を使う
- 元旦に使った後は自分で洗って清め、松の内の間は同じ箸を使うという使い方も紹介されている
祝い箸の箸袋|名前を書く習わしと箸袋の作り方
祝い箸を包む袋は「箸紙(はしがみ)」とも呼ばれ、新年を祝う白木の箸を包む袋とされています。
下で紹介している楽天の祝い箸は、どれも箸袋に入っています。
箸袋に家族の名前を書いて神棚に供える
お正月の祝い箸は、大晦日に家長が家族それぞれの名前を箸袋に書き入れ、箸を入れて神棚に供えておくのが習わしといわれています。
元旦からは、自分の名前が書かれた箸袋の祝い箸を使うといわれています。
名前を書くので、祝い箸は家族の人数分を用意しておくと安心です。
折り紙1枚で作る箸袋の作り方の一例
箸袋は、折り紙1枚でも手作りできます。
紙に4等分の折り目をつけてから、上の角を斜めに折り、左右を折って箸を包む形の作り方が多く紹介されています。
一例として、次のような折り方があります。
- 柄のある面を裏にして置き、縦に4等分の折り目をつける
- 上の左の角を、左から1本目の折り目に向かって斜めに折る
- 上の右の角を、右から2本目の折り目に向かって斜めに折る
- 左端を1列分、内側に折り込む
- 右端を、全体を包むように裏側へ折る
- 箸が落ちないように、下の部分を3cmほど折り返して完成
正方形の紙を4等分に折ると、縦の折り目が3本できるので、その折り目を左右から数えて角を折ります。
懐紙で作る箸袋
懐紙(かいし)を使って、もっと簡単に箸袋を作る方法もあります。
- 懐紙の長い辺を2つに折る
- 折り目が2〜3mm見えるように少しずらして、さらに2つに折る
- 裏返して縦にし、下側だけを2cmほど折って袋の形にする

祝い箸はいつまで使う|松の内の間といわれています
祝い箸は、元旦から松の内の間、同じ箸を使うといわれています。
元旦に使った後は、自分で洗って清め、松の内の間は同じ祝い箸を使うという使い方が紹介されています。
松の内は、元日から7日までをいうことが多く、京都や大阪などでは15日までとされています。
祝い箸を使う期間は、三が日までという地域や家庭もあり、地域・家庭で違います。
| 三が日まで | 1月1日〜3日。三が日だけ祝い箸を使う地域や家庭もあります |
| 松の内(7日まで) | 1月1日〜7日。松の内は、普通は元日から7日までをいうとされています |
| 松の内(15日まで) | 1月1日〜15日。京都や大阪などでは、15日までを松の内とする地域もあります |
祝い箸は「雑煮箸」とも呼ばれ、お正月の祝い箸でお雑煮をいただく所もあるといわれています。
お雑煮の作り方と、地域ごとの違いはこちらにまとめています。
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祝い箸の捨て方|使い終わった後はどうする
使い終わった祝い箸は、1月15日ごろの「どんど焼き(左義長)」で、お正月の飾りや書き初めと一緒に焼くのが習わしといわれています。
どんど焼きは、門松などの新年の飾り物を集めて焼く行事です。
1月14日か15日に行う所が多く、九州では6日か7日に行う所が多いといわれています。
地域の神社に持って行き、お焚き上げしてもらうという方法もあります。
どんど焼きに出せないときの捨て方
どんど焼きやお焚き上げに出せないときは、燃えるごみとして出す方法もあります。
そのときは、次のような捨て方が紹介されています。
祝い箸を燃えるごみに出すとき
- 祝い箸に軽く塩をふって清める
- 白い紙や半紙で包む
- ほかのごみとは袋を分けて、燃えるごみに出す
どれも、そのまま捨てるのが気になるときの配慮として紹介されている方法です。

祝い箸はどこで買える|楽天の祝い箸
祝い箸は、スーパーや百貨店、和雑貨店、ネットショップなどで買えます。
楽天では、箸袋に入った祝い箸が5膳や10膳のセットで売られています。
村の鍛冶屋 日本製桧祝箸 金寿千羽鶴 5本(5膳)入り
ヒノキで作った、全長24cmの祝い箸が5本入っています。
箸袋入りで、ネコポスの送料無料で届きます。
| 名称 | 【日本製桧祝箸 金寿千羽鶴 5本(5膳)入り】 |
| 価格 | 682円(税込) |
| 材質 | ヒノキ |
| 長さ | 全長24cm |
| 入数 | 5本(5膳)・箸袋入り |
| 送料 | 送料無料(ネコポス) |
村の鍛冶屋 アスペン祝箸 金文字 10本(10膳)入り
アスペンの木で作った、全長24cmの祝い箸が10本入っています。
10膳入りなので、家族が多いときや、お正月にお客様を迎えるときにも数が足りやすいと思います。
| 名称 | 【アスペン祝箸 金文字10本(10膳)入り】 |
| 価格 | 880円(税込) |
| 材質 | アスペン |
| 長さ | 全長24cm |
| 入数 | 10本(10膳)・箸袋入り |
| 送料 | 送料無料(ネコポス) |
PAPER FACTORY お箸包み 梅日和 5膳入り
商品名に「柳箸」「両口箸」とある、水引の飾りが付いた箸袋入りの祝い箸です。
箸袋の色は2色から選べます。
| 名称 | 【お箸包み 梅日和 5膳入り】 |
| 価格 | 1,155円(税込) |
| 箸 | 柳箸・両口箸(商品名の表記) |
| 材質 | 吉野ひのき(商品ページの材質の欄) |
| 箸袋の大きさ | 35×160mm |
| 入数 | 5膳 |
| 送料 | 送料別(3,980円以上で送料無料の表記あり) |
酒井産業 くらしと木のおもちゃ 祝箸 日本製 ひのき
日本製のひのきの祝い箸で、水引の付いた箸袋に入っています。
商品名には5膳と10膳のセットがあると書かれているので、家族の人数に合わせて選べます。
| 名称 | 【祝箸 日本製 国産 ひのき 5膳 10膳 セット】 |
| 価格 | 1,000円〜1,400円(税込)(柄・5膳か10膳で違う) |
| 材質 | ひのき |
| 入数 | 5膳か10膳・水引の箸袋入り |
| 送料 | 送料無料(ゆうパケット) |
祝い箸のよくある質問
Q. 「祝い箸」と「祝箸」は違うものですか?
A. 書き方が違うだけで、同じものです。
辞典にも、「祝い箸」と「祝箸」の両方の書き方で載っています。
Q. 祝い箸の向きは、左右どちらに箸先を向けますか?
A. 箸先を自分から見て左に、持ち手を右にして横に置くのが一般的とされています。
地域や家庭によって違うこともあります。
Q. 祝い箸の反対側で、おせちを取り分けてもいいですか?
A. 片方は年神様が使う側とされているので、ひっくり返して取り箸に使うことはしないものとされています。
Q. 祝い箸は洗って何回も使っていいですか?
A. 元旦に使った後は自分で洗って清め、松の内の間は同じ祝い箸を使うという使い方が紹介されています。
使う期間は、三が日までや15日までなど、地域や家庭によって違います。
Q. 箸袋には誰の名前を書きますか?
A. 家族それぞれの名前を書くといわれています。
大晦日に家長が書き入れて、箸を入れて神棚に供えておくのが習わしといわれています。
Q. 祝い箸の箸袋は手作りできますか?
A. 折り紙1枚や懐紙で作る作り方が紹介されています。
折り紙なら、4等分の折り目をつけてから上の角を斜めに折り、左右を折って包む形の作り方が多く紹介されています。
Q. 祝い箸の長さはどのくらいですか?
A. 末広がりの八寸(約24cm)で縁起がよいといわれています。
上で紹介した村の鍛冶屋の祝い箸も、全長24cmです。
Q. 祝い箸はお食い初めにも使いますか?
A. 祝い箸は、お食い初めなど、お正月以外のお祝いにも使うといわれています。
辞典でも、祝い箸は祝いごと、特にお正月の膳に使う箸と説明されています。
お食い初めは、子どもの生後100日ごろに行う日本の伝統行事で、赤ちゃんが健康に育ち、豊かな食生活を送ってほしいという願いを込めて、食べるまねをさせる行事です。
「箸初め」とも呼ばれていて、100日前後に行うことが多いといわれています。
Q. どんど焼きがない地域では、祝い箸をどう捨てればいいですか?
A. 軽く塩で清めてから白い紙や半紙で包み、燃えるごみに出す方法があります。
ほかのごみとは袋を分けて出すという方法も紹介されています。
Q. 祝い箸はどこで買えますか?
A. スーパーや百貨店、和雑貨店、ネットショップなどで買えます。
楽天では、箸袋入りの祝い箸が5膳や10膳のセットで売られています。
祝い箸の意味・向き・捨て方まとめ
祝い箸は、お正月の膳に使う白木の箸で、両端が細いのは片方を年神様、もう片方を人が使うためといわれています。
大晦日に箸袋へ家族の名前を書いて神棚に供え、元旦から松の内の間に使い、使い終わった後はどんど焼きで焼くのが習わしといわれています。
祝い箸のポイント
- とは:祝いごと、特にお正月の膳に使う白木の箸。太箸・柳箸・雑煮箸・はらみ箸などとも呼ばれる
- 意味:両端が細いのは年神様と一緒にいただくため、中ほどが太いのは五穀豊穣と子孫繁栄の願いといわれる
- 素材と長さ:柳は折れにくく縁起がよいとされ、長さは末広がりの八寸(約24cm)といわれる
- 向き・置き方:箸先を左、持ち手を右にして横に置くのが一般的とされる。反対側を取り箸にしない
- 箸袋:大晦日に家長が家族の名前を書き、神棚に供える。折り紙1枚や懐紙でも作れる
- 使う期間:松の内の間といわれる。三が日まで、15日までなど地域・家庭で違う
- 捨て方:どんど焼きやお焚き上げのほか、塩で清めて白い紙に包み、燃えるごみに出す方法もある



